FLOWERS

20220605
RYOTA ABE, FRONTSIDE SMITH GRIND, SAITAMA 2015
RYOTA ABE, FRONTSIDE SMITH GRIND, SAITAMA 2015

あなたを代表する作品は何ですか?
例えばビデオパートのように、何かを表現したり、作ったりしている人なら一度は聞かれる質問かもしれません。
フォトグラファーという立場の筆者が
そう訊かれた時に答えることが多いのが上のフロントスミスと花の写真です。

撮影したのは2015年6月で、心持ちとしては当時勤めていたコマーシャルスタジオを退職することになり、やや路頭に迷う感もあり、それでも屋外の清々しい空気の中の撮影は楽しい、というやや複雑な心情で臨んだ撮影でした。

その中で道端にたくましく咲き育つ、たぶんコスモスにパワーを感じて写真に入れて撮ったことを覚えています。
そのため自分史という観点でも1つピリオドでもあり、新しいスタート地点でもある、という思い入れが強い写真です。

スケーターは阿部亮太(@ryoooooooota )。

当時、松尾裕之(@hiromatsuo)、村井海斗(@kaitomurai)らと共にデッキブランドBURDENをスタートさせた時期とも重なっていたと思う。

(親しみを込めて敬称略)

TRENT MACCLUNG & KYLE CAMARILLO, FILMMING, TOKYO 2014
TRENT MACCLUNG & KYLE CAMARILLO, FILMMING, TOKYO 2014

東京オリンピック開催決定の翌年、2014年のLRGによるジャパンツアーでのスナップショット。

スケーターはこの頃から超絶技巧をトレント・マッカランさん。

先日試写会が東京でも試写会が行われたPRIMITIVEのベテランライダーでもあります。

フィルマーはカイル・カマリヨさん。

数々のスケート映像と写真を残してきた二刀流クリエイターです。

NAKEL SMITH, ナケルスミス, 2014
NAKEL SMITH, ナケルスミス, 2014
NEKEL SMITH AND MARK GONZAREZ, 2014
NEKEL SMITH AND MARK GONZAREZ, 2014
NAKEL SMITH, 50-50, TOKYO 2014
NAKEL SMITH, 50-50, TOKYO 2014

2014年のADIDASチームの東京ツアーの写真。

筆者はアテンドの一人として彼らに同行しました。

当時最も勢いある若手スケーターのナケル・スミスは颯爽と花柄のパンツを着こなし、

長老マーク・ゴンザレスとの早朝セッションを楽しんでいた。

つづく

OLD SHIT PICS

朽ちていくもの、徐々に滅びていくものこそ美しい、とする価値観がある。何を隠そう筆者もそういうのが大好きだ。廃墟、廃屋、動かなくなった工場など…。人が目を向けなくなって久しい場所や時間に味わい深いバンクやレッジが有ったりする。

JIN TAKAYAMA, BACKSIDE  TAILSLIDE, YOKOSUKA 2007
JIN TAKAYAMA, BACKSIDE TAILSLIDE, YOKOSUKA 2007

横須賀、うみかぜ公園で雑誌の撮影後に連れて行かれたストリートの小バンク。単なる小バンクなら絵にならないが、廃屋があるのでピンときたと本人談。スタイルとその魅せ方、伝え方を知る、という意味で表現スケートボーディングを体現するヒト、高山仁。Sb skateboard jouanl誌 2007年夏号に掲載された。

KAZUHIRO"CAPTAIN" HIROKI, SWITCH NOSE SLIDE, NAGOYA  2007
KAZUHIRO"CAPTAIN" HIROKI, SWITCH NOSE SLIDE, NAGOYA 2007

キャプテンこと廣木和宏の白キャップ+白Tのパリッと感。晴天と赤サビ....。なんと美しいことか。2007年、TWS JAPAN誌によるNESTA名古屋ツアーで訪れた廃工場にて。

BACKSIDE SMITH GRIND, YOSHIHIRO ”DESHI” OMOTO, TOKYO  2007
BACKSIDE SMITH GRIND, YOSHIHIRO ”DESHI” OMOTO, TOKYO 2007

弟子こと大本芳大の深夜の工場でのバックスミス。当時流行したパレットやコンパネなどを利用したDIYセクション。この場所はこの写真の数年後に取り壊されて2021年のオリンピックイヤーには選手村が建てられた。時間を経た写真は熟成されたワインのような深い味わいがある、と誰かが言っていた。不確かだが、ストリートのファッションマガジンSAMURAIのスケートボードページで掲載された。

そういえば最近見たYutubeでみうらじゅん氏が仏像の塗装が剥がれた感じが子供の頃から好きだったと言っていた。ガンプラやなんかで「ハゲチョロ塗装」今風にいえばウェザリング技法によって、わざと汚しを加えるのもそういう価値観の末裔だと。仏像の古びた風情を良しとする価値観、その末裔がプラモのウェザリングか….。確かに…。写真でも廃墟ばっかり撮ってる人もいるし。