YOU & NIKE SB 7 "HIROYUKI MATSUO"
当時あった雑誌TRANSWORLD SKATEBOARDING JAPAN、松尾ヒロのインタビュー記事からの写真。都心から離れた田舎の風景、人通りなし、車通りなし。夏の日差しと青空あり。
シューズは JANOSKI ブラック。NIKE SBシリーズの中で最もロングセラーとなったシグネチャーモデルの1つ。シンプルかつベーシックなデザインでデイリーユースにも対応しやすく、筆者も20足以上はお世話になった。
とある団地内のハンドレール。夕暮れ時、あと少しで日が暮れてしまうギリギリのタイミング。この場所は、レールの他にもギャップやキンクレールが点在しており、当時は松尾ヒロと共に足繁く通った。
シューズはBRUIN 。足馴染みが良いシューズだったな。最近のモデルではスウッシュが小さくなり、よりシャープなデザインになっている。
ソリッドなレンガ敷きの11段、鉄製の角レール。ふむ。良い音出してそう。このスポットもヒロや亮太(阿部亮太)やブチ(川淵裕聡)、池田幸太たちと何度か通った場所。アプローチは短いので、コンパネ等が必要になる。
シューズは BRUIN のイエロー。右足の歪み具合がフロントスミスの凄みを、ジワリ醸し出している。
蛇行してスロープにアプローチするややクセのあるバンプ・トゥ・バー超えのオーリー。チャリ、軽自動車、三角屋根、埼玉暮らしの夕暮れ時。
2011年6月に撮影したヒロのKトランスファー。同年3月の東日本震災の日も我々は同じメンツでお台場で撮影をしていた。お台場は埋立地
であるため、よく揺れたし、いろいろと驚くべき事象も起きたが、その日から3ヶ月後...。こうしてお台場に戻ってきて、また撮影しているのだから、スケーターとはマジで懲りない奴らのようだ。
さらに...2011年6月25日の同じ日にこの写真も撮れた。2022年現在、この場所は遊歩道になっていて海際に手すりがついているが、この当時はまだ無かった。90年代から東京のスケーターに「もうあの場所はメディアに出過ぎ」とか「技が出尽くした」とか言われながら、なんだかんだ愛されてきた場所。
足もとは、やはりJANOSKI ブラック。この写真のようなシューレースの浮遊感や、ソール部分のキズや汚れは、絶対に、フェイクやポーズで撮れるものではないため、撮影者としてはゾクゾクするほどの真実味を撮れたと、ぶち上がるディテールであります。
品川の運河沿いの遊歩道スポット。この当時は2011年、その7年後の2019年には対岸にNIKE SB DOJOパークができる。スケーター目線では聖地巡礼的な場所と言えるかもしれない。2022年現在のABDはこんな感じ。
■中村隆太 GAP TO BACKSIDE 50-50(2005?)
■松尾裕之 GAP TO BACKSIDE LIPSLIDE(2011)
■松尾裕之 GAP TO BACKSIDE CROOKS(2022)
とうことで今回は以上です。この頃の松尾ヒロの写真は多い...! セレクト作業に迷いながらも、非常ーーに楽しく振り返りました。
ではまた次回。